展示情報

2022年5月12日(木)~2022年6月12日(日)

聖観音立像(長浜市湖北町山本・常楽寺蔵)

平安時代(後期) 木造 古色 彫眼 / 長浜市指定文化財

【東京】常楽寺.JPG

本堂須弥壇上の厨子内に安置される聖観音立像。

垂髻を結い、左手で蓮華を執り、右手でその茎を支え、腰を軽く左に曲げて台座上に立つ。

現状古色だが、髻頂にわずかな金箔痕、右顎に下地痕がある。衣は衣文線を刻まず、平滑で簡素に仕上げている点が特徴であり、肩は丸く身体の奥行きは薄い。全体に穏やかな表情だが、目の見開きは強く、目力を宿している。構造もシンプルでヒノキと思わせる針葉樹材による一木造で、木芯は像後方にわずかに外し、内刳はしない。平安時代後期(12 世紀)の作。